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リーチ禁止の影響をシミュレーションする

鳴かない麻雀の成績への影響をシミュレーションする に続き、今回は「リーチ禁止」の成績への影響をシミュレーションします。


AIの実装

lib/player.js のリーチ判断をするメソッド select_lizhi() が常に false を返すよう、空メソッドにします。

    select_lizhi(p) {}

修正はこれだけです。 評価値計算の際にメンゼンならリーチすることを前提としているので、本来はそこにも手を入れるべきですが、今回は単にテンパイしてもリーチしない実装としました。

シミュレーション

前回作成した牌山を使用して デュプリケート対局 を実行します。

$ node dev/testplay.js -i shan.json.gz -o test.json 0504

前回の集計結果と比較します。

当然ですがリーチ率は 0% です。 和了率は鳴き禁止のときほどではないですが、21.7% → 20.7% と減少しました。 和了打点も今回は 5646 → 4006 と減少しています。 和了率も和了打点も減少してしまっては成績への影響は大きく、平均順位は 2.52 → 2.74 と鳴き禁止より厳しい結果となりました。 特にトップ率は 25.2% → 15.2% と激減しており、リーチなしではトップを取るのは難しいということのようです。